瑞泉寺
井波町の「瑞泉寺」は富山県のみならず、全国的にも知られる浄土真宗の大寺院。南北朝時代、本願寺5世綽如(しゃくにょ)上人によって創建されたとされるが、この寺が勇名を馳せるようになったのは戦国時代、越中一向一揆の拠点として370カ寺に号令、一向宗王国の中心として激しく戦国武将と戦った歴史からである。このため寺の造りはさながら城のように堅固なもので、城郭寺院の代表といわれる。
その壮麗さで見る人を圧倒する山門は、江戸時代の天明5年(1785)から文化6年(1809)までの長期に渡って再建されたもので、総ケヤキの重層入母屋造り。化粧梁の上の彫刻は精緻を極め、大伽藍は北陸随一といわれる。井波は木彫の町として有名だが、その技術は瑞泉寺の工事に始まった。毎年7月22日から28日まで行われる「太子伝会」には全国から数多くの信徒が集まる。
| 名称 | 瑞泉寺 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県南砺市井波3050 |
| アクセス | 富山駅からJR北陸本線で20分、高岡駅でJR城端線に乗り換え20分、砺波駅下車庄川・井波行バスで15分、瑞泉寺前下車 |
| 駐車場 | あり |
| 料金 | --- |
| 問い合わせ | TEL(0763)82-0004 |
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